ステイホームで需要が増えた「お取り寄せ」。讃岐うどんのうどんやまるちゃんでも出荷が増えています。自宅で食べるお取り寄せ讃岐うどんを美味しく食べる方法を完全解説!
コロナ禍でステイホーム中だからこそ「お取り寄せ」で名店の味を楽しみたい!という方が増えています。うどんやまるちゃんでも、お取り寄せうどんのオーダーが増えており、皆さんがステイホーム中でも「笑顔」になれるようにと願いを込めてうどんを作っています。
最近増えてきた問い合わせの中に
- どうやったらうどんやまるちゃんの味を再現できますか?
- 美味しく食べるにはどんなトッピングをしたらいいですか?
といったご質問がありました。
今回は、うどんやまるちゃんをはじめとした「お取り寄せうどん」の美味しい食べ方をご紹介します。
お取り寄せうどんとお店で食べるうどんの違い
そもそもお取り寄せうどんとお店で食べるうどんには大きな違いがあります。その違いとは
打ちたてであるかどうか
です。お取り寄せうどんの場合、うどんの「麺」と「だし」がセットになっているものがほとんどです。うどんやまるちゃんのお取り寄せうどんセットも麺とだしのセット、もしくはだしのみ、麺のみで販売しています。
以前「逸品グルメ」さんで紹介して頂いた通り、うどんやまるちゃんのお取り寄せうどんの麺は、茹で時間に応じてお好みの食べ方ができる「半生うどん」の状態に加工したものです。小さいお子様でも安心して食べてもらえるように、滅菌処理には「酢」を使っています。
逸品グルメの記事はこちら↓
本場、香川県『うどんやまるちゃん』の「讃岐うどん」は既成概念を覆すこだわりを重ねた結晶でした!

「打ちたて」というのはうどん店にとって、大きな武器です。打ちたてのうどんは香りも高く、天ぷらなどのトッピングとの相性も抜群!うどん店で食べるメリットは「打ちたてうどんを食べること」といっても過言ではないのです。
しかし、お取り寄せうどんは「打ちたて」ではありません。限りなく「打ちたて」に近い加工を施しているうどんがお取り寄せうどんなのです。
お取り寄せうどんの麺の特色:生めん
特徴
生めんは小麦本来の味わいを引き立たせ、香り豊かなうどんになります。生めんは製麺をしてから乾燥処理を行なっていない状態の麺です。ちなみに、生うどんの定義が全国製麺協会連合会というところで発表しています。
生めんとは、常法で製造された生うどん、生(なま)そば、生中華めん又はこれに類するもので、その製法は多加水を特徴とする手打めんを除いては、通常小麦粉の26~35重量%の食塩水、希釈かんすい等を加えて製めんされたものである。 |
引用元:全国製麺協会連合会ホームページ:生めんの種類
メリット
お店で提供するうどんの魅力が「打ちたて」であることを考えると、お取り寄せうどんの中ではもっとも美味しい麺ということになります。またうどん本来の味を楽しめるというのもメリットの1つですね。
デメリット
味に関しては一番美味しい「生めん」ですがデメリットとして「日持ちがしない」という点があげられます。お取り寄せの場合、発送から手元に届くまでに1日以上がかかります。冷凍状態で発送されたとしても、発送から到着まで時間が経ってしまうと、お店で味わう打ちたてうどんの味と比べて、味がどうしても劣ってしまうんです。
お取り寄せうどんの麺の特色:半生めん
特徴
うどんやまるちゃんで扱っているお取り寄せうどんには半生めんを使用しています。生うどんをそのまま乾燥させ、ある程度の水分を残した状態にしているのが特徴です半生うどんの定義はこちらです。
半生めんとは、常法で製造された生めんを、常温又は加熱空気、或いは湿熱空気を使用することにより、乾めん類よりも高水分の段階で乾燥を止めたものをいう。(加熱されたものであってもアルファー化は不十分)半生製品の水分は20~27%程度で生めんの特徴に近く、乾めんの欠点を除こうとして土産物を中心に開発されたものである。 |
引用元:全国製麺協会連合会ホームページ:生めんの種類
メリット
ほとんどのお取り寄せうどんでは「半生うどん」が使われています。生うどんに比べて日持ちするため、お土産品や贈答品にも使われることがあるようです。半生うどんのメリットは、作り方によって生うどんに近い味を再現できるという点です。茹で方さえしっかりしていれば、本場讃岐うどんの風味や味わいを楽しめるのがメリットですね。
デメリット
メリットでも触れましたが、やはり購入して頂いたお客様の調理方法によって美味しさが左右されるというのがデメリットです。生うどんや半生うどんはお店で食べるようなうどんを、自宅でも食べられるという触れ込みではあります。しかし、同じ食材、同じ料理でもコックさんが違えばまったく違う味になるように、半生うどんも調理する人の技量によって味が変わってしまうのです。
お取り寄せうどんの麺の特色:乾めん
特徴
スーパーなどで販売されているうどんに多いのが「乾めん」です。乾めんは切ったうどんを乾燥させたものになります。パスタのように100グラム程度で束ねて、5束~6束程度で販売されています。
メリット
乾めんのメリットは
- 日持ちする
- 調理が簡単
な点です。コロナ禍で外出自粛が続いた時期、スーパーからパスタやうどん、そばなどの乾めんが消えたそうです。乾めんは鍋にお湯を入れて、パッケージに書かれている通りの時間で茹でれば、それなりのものが出来上がります。それだけ簡単、かつ日持ちもするのが乾めんのメリットです。
デメリット
生めんや半生めんに比べて、風味や味が落ちてしまうのが乾めんのデメリットです。讃岐うどんのお取り寄せで乾めんはほとんど使われていません。お店で食べるうどんを求めているならば、乾めんだとどうしても風味や味に物足りなさを感じてしまうかも知れませんね。
お取り寄せ讃岐うどんでやりがちな失敗とその原因
お取り寄せ讃岐うどんは、生めんもしくは半生めんが使われています。両方に共通しているのが「調理の難しさ」です。ここでは、お取り寄せうどんでやりがちな失敗と、その原因について解説します。
お取り寄せ讃岐うどんでやりがちな失敗:しょっぱい
うどんのだしの希釈は合っているのに、なぜかしょっぱく感じる。それは
茹でる際の水が少ない
ことが原因かも知れません。半生めんも生めんも茹でる際の水の「量」によって「アルファ化」の度合いが変わります。アルファ化というのは、茹でる際にめんの表面が糊化することです。茹で時間が長くなると、うどんの表面が崩れてしまい、讃岐うどん本来のコシの強さなどが失われてしまいます。
うどんは生地をこねる際、塩を練り込んでいます。うどんの茹で時間を短くするための工夫です。しかし、茹でるための水量が少ないと浸透圧が起こり、うどん内に練り込まれている塩分が水の代わりにはじき出され、お湯の中に溶けだしてしまいます。溶けだした塩がうどんの表面に付着し、食べたときの「しょっぱい」になってしまうのです。
お取り寄せ讃岐うどんでやりがちな失敗:べっちゃり感がある
うどんがべっちゃりしていて、話に聞いていたコシの強さがよくわからないという場合、原因として
茹で時間が長い
ことが挙げられます。袋ラーメンで茹で時間を長くすると、めんがふにゃふにゃになって美味しくないのと同じ現象です。このべっちゃり感、実は小麦粉が糊化したものがめんの表面に付着している状態になります。
べっちゃり感を無くすためには、やはり適切な茹で時間を守ることです。水が沸騰してからめんを入れるのではなく、沸騰した状態からめんを入れ、適切な時間で茹でるとよいでしょう。
お取り寄せ讃岐うどんでやりがちな失敗:粉っぽい
半生うどんの失敗で多いのが、食べたときに「粉っぽい」という状態です。この状態になる原因には
- 水洗いが足りない
- 茹で時間が短い
が挙げられます。うどんは茹で上がった後に「水洗い」をして、めん表面に付着している「アルファ化した糊状の小麦粉」を落とさなければなりません。茹で上がったうどんはとても熱いですが、水をしっかり通せば徐々に熱さもなくなってきます。うどんの表面がヌルヌルしなくなるまで水洗いをしましょう。
お取り寄せ讃岐うどんを美味しく食べる方法
お取り寄せ讃岐うどんを美味しく食べるために重要なのが「茹で方」と「うどんの食べ方」です。ここでは、お取り寄せうどんを美味しく食べる方法を紹介していきます。
お取り寄せ讃岐うどんの美味しい茹で方
お店によって多少の違いはありますが、基本的には「水の量」と「正しい茹で時間」さえ守れば問題ありません。
水の量=うどんの重さの10倍の水
200gのうどんならば、2リットルの水を使用します。このとき注意してほしいのが、使用する鍋の大きさです。袋ラーメンなどで使われる片手鍋だと、うどんの重さ×10倍の水が入らないことがあります。1人前を200gとするならば2リットルが必要です。一般的な18cmの片手鍋では深さによっても異なりますが、2リットル以下の水しか入らないものがほとんど。それだと、水分量が少ないために、しょっぱいうどんになってしまいます。
茹で時間で注意すべきは
どこから茹で時間スタートなのか
という点です。沸騰した鍋にめんを投入してからと考えているかも知れませんが、それは間違いです。生めんや半生めんの場合、沸騰した鍋にめんをほぐしながら投入するでしょう。その際、最初のうちはめんが鍋の底に沈んでいると思います。
この沈んでいるときの時間は茹で時間としてカウントしないでください。沈んでいる状態のうどんめんは、ただお湯に浸かっているだけです。本当の茹で時間は、鍋の底から浮き上がってからです。めんを投入してから1分~2分程度で鍋の底から浮き上がりますが、うどんによってはそれ以上になる場合もあります。
うどんが浮き上がってくるまでは、じっと鍋を観察しておきましょう。浮き上がってきたら、そこから茹で時間のカウント開始です。めんの太さや食べ方にもよりますが、だいたい7分~10分程度で茹で上がります。
お取り寄せ讃岐うどんの美味しい食べ方
お取り寄せ讃岐うどんの美味しく食べるには、その食べ方も重要です。讃岐うどんのお店に行くと「ぶっかけうどん」や「しょうゆうどん」などのメニューがあります。このメニューこそ、讃岐うどんを美味しく食べるための方法なのです。
讃岐うどんのメニューで代表的なものが次の6つです。
- しょうゆうどん
- ぶっかけうどん
- 釜揚げうどん
- 釜玉うどん
- かけうどん
- ざるうどん
それぞれの食べ方や調理のコツを紹介します。
しょうゆうどん
うどんに直接しょうゆをかけて食べるメニューが「しょうゆうどん」です。しょうゆうどんは温かいうどんと冷たいうどんで調理方法が若干違います。
温かいうどんの場合、茹で上がりに水で洗いません。そのまま湯切りだけをしてからどんぶりに入れてしょうゆをかけてください。しょうゆは最初からかけすぎず、徐々に増やして味を調節しながら食べるとよいでしょう。
冷たいうどんの場合、しょうゆの入れ方は温かいうどんと同じですが、薬味に少し刺激の強いものを使うと美味しく食べられます。ネギやしょうが、七味やゆずなどで食べると、薬味の香りがしょうゆの旨味を引出してくれます。
ぶっかけうどん
濃いめのだしをそのままうどんにかけて食べるメニューが「ぶっかけうどん」です。しょうゆうどんと同じように、温かいうどんは湯切りのみ、冷たいうどんは薬味と一緒に食べるとよいでしょう。
釜揚げうどん
鍋から湯切りや水洗いをせずにそのままつけダシで食べるのが釜揚げうどんです。薬味はネギやしょうが、てんかすやごまなどがオススメです。
釜玉うどん
釜玉うどんは玉子を入れ、しょうゆと薬味(ネギ・生姜など)をかけて食べるメニューです。釜揚げうどんも釜玉うどんもせっかちな讃岐人が水洗いの手間を惜しんで早く食べたい!ということから広まった食べ方なんだとか。
かけうどん
うどんを湯切り・水洗いし、温めておいた「だし」をかけて食べるのが「かけうどん」です。王道的なメニューですが、もっともうどんの香りや味を楽しめます。美味しく食べるコツは、水洗いをしっかりすることと、だしをきちんと温めること。
水洗いで冷えためんに熱いだしをかけ、お好みの薬味を入れると香り高いうどんが出来上がります。
ざるうどん
うどんのコシの強さを堪能するならば「ざるうどん」です。水洗いをしっかり行ない、だしじょうゆにつけて食べるメニューです。天ぷらとの相性も抜群!季節の野菜を天ぷらにして食べるとより美味しく食べられます。
ステイホームでも讃岐うどんを楽しんでください
ステイホームでも美味しく讃岐うどんを楽しんでほしい。その想いでお取り寄せにこだわりをつめたのがうどんやまるちゃんのお取り寄せうどんです。まだ当店のうどんを食べたことがない!というならば、ぜひオススメしたいのが「まるちゃんお試しセット」です。ざるだしとかけだし、半生めんをお得なセットにしました。
今回のコラムを参考にして、美味しい讃岐うどんを召し上がりください。めんだけ、だしだけのお取り寄せもしております。ぜひ当店のお取り寄せコーナーもチェックしてみてくださいね!
うどんやまるちゃん:お取り寄せ商品一覧

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